今週のアイロベックス

感謝する力への気づき

ここ最近、大きな大きな気づきがありました。それは「感謝する力」です。

前々々回(2011/7/19)の中村さんの記事にも書いてありますが、
わたしも最近、会社のトイレ掃除をやってまして...とある研修の一環です。
毎朝決まったところ(トイレ)を20分以上掃除するという課題を続け、
はじめは何のための課題なのか、目的を考えつつやってました(教えてはくれないので..)。

色んなことを考えました。

継続力をつけるため? 細かなことに気づく訓練? 自分自身の鍛錬のため?
色んなことを考えること自体が目的? などなど、他にもたくさんあります。

この時にあたまを過ぎったことは全て正しかったと思います。逆にいうと正解もありません。

ただ、私のなかでこの過程において、ひとつの大きな気づき!
冒頭で申した「感謝力」の大切さに気づかされました。

きっかけは昔どこかで読んだことのあるドラッカーのマネジメントに出てくる言葉です。
「事業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することである」
この「事業」という部分を「トイレ掃除」に置き換えました。

ドラッカーは続けてこうも言っています。
「顧客を創造することが企業の目的であるがゆえに、
企業の基本的な職能はマーケティングとイノベーション!」

トイレ掃除の場合の顧客とは? → トイレを使うひと
マーケティングとは? → トイレを使うひとの気持ちを感じる
イノベーションとは? → 今までと違った価値、満足を生みだし与える

なるほどなるほど...起点となるのは顧客の気持ちであるということ、
ではその気持ちを強く感じるにはどうすれば良いか?
それは「感謝すること」だと思いました。

仮にトイレを使うひとに強い感謝の念を感じることが出来れば、そのひとを喜ばせたいとか、
何かをしてあげたいといった気持が自然に出てくると思いました。
実際、赤の他人に感謝の気持ちを感じることは難しいですが、仮に感じられたら...の話しです。

仕事(トイレ掃除)に意味が生まれ、前向きな気持ちで作業が進みます。
前向きな気持ちで仕事をすると、創意工夫や気づきが出てきます。自ずと楽しい気分になります。
例えばペーパーを三角に折ってみるとか、花を置いてみるとか、些細な改善からはじまるかもしれません。
後ろ向きで仕事をしている(やらされている、役割として仕方なくやっている)と、
こういった創意工夫や、楽しさを味わえません。
一番鍛えるべき力は「感謝する力」だとつくづく感じました。

その力があれば自ずと良い方向にいき、最終的に自分も周りも幸せになれると思いました。

本当の意味で成功しているひとは、この「感謝力」が高いひとばかりなのではないでしょうか?

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