今週のアイロベックス

動かぬ鳥

こんにちは。管理部大川です。

皆さんはハシビロコウという鳥をご存知ですか?
太いくちばし、寝癖のような後頭部、やぶ睨みの眼・・なんて可愛い!

一部で人気のある鳥なのでTVなど情報媒体でご覧になったことのある方も
いらっしゃるかと思います。
マニアの間ではさん付けで呼ばれたりもしていますが、とにかく動かないことで有名です。

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※凛々しい立ち姿のハシビロコウさん

「コウノトリ目ハシビロコウ科」

アフリカ東部から中部にかけて生息し、現在1000~2000羽くらいしかいないと言われており絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥です。

野生の広い湿地帯に佇むハシビロコウも石像のように固まって動きません。
ではなぜ動かないのか?

それは餌となる「肺魚」を待っているからです。肺魚は肺でも呼吸する魚で、数時間毎に呼吸をするため水面に上がってきます。縄張り意識の強い肺魚はあまり移動せず同じ所に上がってくる確率が高いため、それを狙ってハシビロコウは同じ場所で何時間もじっと待っているのだそうです。

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※クールなまなざし

そして大きな肺魚を捉えるために大きな嘴に進化したのだそうです。

この貴重な鳥をご覧になりたい方は、以外にも近場の上野動物園で見ることができます。
私も数年前にお目にかかりましたが、なんと動きました!ちょっと移動しただけですが。
いいものを見た満足感でいっぱいになった記憶があります。

また昨年の集中豪雨の折には、上野動物園の公式ツイッターで話題になりました。
職員がハシビロコウの様子が気になって見に行くと、案の定微動だにせず立ち尽くしており
写真と「豪雨でも動かない鳥、ハシビロコウ」とツイートしたところ、大雨にも動じず立ち尽くすその雄姿に7000を超えるリツイートがあったそうです。
少々のことに同じぬその姿・・見習いたいものです。

最近は動物園に行くことも少なくなりましたが、お目当ての動物がいれば大人になっても絶好の癒しポイントになってくれることと思います。

寒さも今月がやま、春になったらお気に入りの動物の生態を調べて、お花見を兼ねて大人の動物園散策もいいと思います。
もし上野動物園に行かれることがあったら、ハシビロコウの孤高の立ち姿をご覧になってはいかがですか?

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