今週のアイロベックス

viva!HokkaiDO!

少し前の話になりますが、故郷である北海道に帰省してまいりました。

短い時間でしたが、それだけに予定を立て効率よく用事を済ませ、会いたい人に会い、
食べたいものを食べ、行きたい所へ行った充実した旅程でした。
本当はもっと長期滞在したいのですが、ままならないのが実情です。

年老いた両親に会うのが第一目的で最優先ですが、時間を作り古くからの友人たちに会い、
お互い容姿は変貌しても変わらぬ友情に感謝して、久しぶりの親交を楽しみます。
最近では、住んでいたころは気づかなかったいい場所や、新しい地元のあれこれを、
帰るたびに弟が一日ナビをしてくれます。
 
今回、行きたいところはと聞かれリクエストしたのは「犬がいる郊外のカフェ」
即答で「あるよ」とのことで連れて行ってもらったのがブーオです。
流行りなのか古民家風カフェが増え始め、件の条件に該当するお店が他にもあるらしいのですが、選ばないと「犬がいるだけの喫茶店」やただの「古い家」を訪問することになるそうです。
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「カフェ ブーオ」スペイン語でフクロウの意味だそうです。
http://www.geocities.jp/buhoshihoro/index.html

こんな所にお店あるの?と不安になるような畑の砂利道を通り抜けていくのですが、
でも確かに店も犬も猫も馬!もお客さんもいました。
店主はオーダー家具の職人さんで、ショップ&ギャラリーが併設されています。
よく見ると店内のテーブルにも値段がついていました。
当日はにわか雨が降り、店内の窓から見る霞む景色もまるで絵のように美しかった...。
しかし残念なことに、あそこにひとりで行けと言われたら辿りつく自信が全くありません。
20170814_2.jpg
また帰省すると必ず行く場所に、地元帯広市のばんえい競馬場があります。
あの北海道の農業高校を舞台にしたマンガ「銀の匙」にも登場しました。
代表作「鋼の錬金術師」で有名な作者、荒川弘さんはご実家も酪農業を営まれていて
彼女自身もモデルになった農業高校の卒業生です。
登場人物の名前も近隣の地名が多々使われており、地元民には親近感倍増です。

ばんえい競馬は、馬が鉄製のそりを引き、全長200メートルの直線を競う独特のレース。
https://www.banei-keiba.or.jp/beginner.php
過去、帯広・旭川・北見・岩見沢の4市が共同運営をしていましたが、売上減少による累積赤字に耐え兼ね、帯広以外の3市は撤退を表明。帯広市単独での存続は難しく、一時は廃止が決まっていました。
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※見よ!この雄姿を!ばんえい馬は大きい馬体になると体重1トンを超えます。
しかし関係者やファンから存続してほしいという要請が相次ぎ、帯広市は、馬券販売でつながりのあったソフトバンクの100%子会社・ソフトバンク・プレイヤーズに支援を打診します。

馬券販売などの業務を帯広市から受託したソフトバンクによる包括的な業務委託により
ソフトバンクモバイルの携帯電話プロモーションにからめてばんえい競馬のキャンペーンを展開するなど、グループをあげて支援し、収益改善につながっていきます。
そして今年、近年の売上最高額を記録するまでに奇跡の回復をしました。
しかしほとんどがネット販売による収益増加のため、これからの改善点は現地入場者数の増加と購買を図っているようです。
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※ふれあい広場ではニンジンをあげたり、乗馬体験もできます。

競馬場内で配布中のばんえいフリーマガジンPommele(ポムレ)もぜひ手に取って見ていただきたいです。
ばんえい十勝を支える人たちの仕事風景や、初心者向けの競馬観戦マナー・専門用語解説などが掲載された充実の紙面です。

まだまだ紹介したいところは沢山ありますが、それはまた別の機会に。
北海道に行くことがあったら、こんな所も訪れてみてください。

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※誌名の「ポムレ」はフランス語で、芦毛の馬が成長する時にできるリンゴのような斑点模様を指す

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