2006.04.28

営業部門を見える化する

今回からは、「営業部門を見える化する」というテーマでお話します。

現在は、「欲しい商品がない」「コモディティー化」
「要求が多様化」など営業、販売の厳しい時代です。
厳しい競争の中で、どのように戦うか、を考えてみましょう。


1.営業は数字!
営業といえば「数字」「ノルマ」。
プロセスより結果重視の思考です。

とはいえ、「勝てば官軍負ければ賊軍」という結果だけを
追い掛けても、今の競争時代に勝ち続けることはできません。


2.数字は事実だけを語る
実績の数字だけからでは、営業の現場で起こっていることを
正確に把握できる訳では、ありません。

顧客別でも商品別で目標対比達成、前年対比達成であれば、
問題ないのでしょうか?

販売実績データを見る時は、売れてる順に上から見ていきます。
ABC分析でもAを中心に確認しているはずです。

ということは「今、売れている事実」を見ているわけです。


3.事実が真実ではない
事実は結果です。
結果を評価するだけでは、次の動きを導く事はできません。

「顧客Xでは良く売れている商品でも、顧客Yでは
全く売れていない。」
あるいは、
「Cランクの顧客にも拘らず、Z商品が飛びぬけて売れている。」
などの情報を上位の売れているデータから読み取ることは、
殆どできません。


4.真実とは何か
なぜ、顧客Yでは売れないのか?
なぜ、Z商品が売れいているのか?

実績の達成/未達成だけを追い掛けていては、
こうした情報には目が届きません。

こうした情報を浮かび上がらせ、誰の目にも触れるように
することが求められています。

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nozaki