2005.08.12

RSSのバージョンの違い

RSSというのは、ブログなどのサイトの更新情報をまとめた
XMLベースのフォーマットです。
 
このRSSに、「RSS1.0」、「RSS2.0」という規格が存在しますが、
「RSS2.0」は「RSS1.0」の単なる後継規格ではありません。
この2つは、いずれもrdfという、メタデータの表現枠組みを
持っているのですが、開発の経緯が異なり、
そのために仕様の違いがあるそうです。
 
「1.0系列」のRSSは、「Rich Site Summary」の略で、
「2.0系列」のRSSは、「Really Simple Syndication」の略だそうです。
さらに、総括して、「RDF Site Summary」という表現もあります。
ここまでくると、混乱してしまいます。

このようなRSS系統の分裂をまとめるために、
RSSと似た技術として、「ATOM」というのもあります。

現在は、RSS1.0が主流のようで、
ブログにバージョンの記されていないRSSアイコンが1つあれば、
それは大体RSS1.0だったりします。

また、MovableTypeでデフォルトで表示される
「Syndicate this site (XML)」というのも、RSS1.0です。
全く同じファイルを参照しているので、
アイコンが付いているか、いないかの違いだけしかありません。

もし、XMLアイコンと、RSSアイコンの2つがあれば、
それは、XMLがRSS1.0で、RSSがRSS2.0なわけです。

メジャーなRSSリーダーは、RSSのバージョンの違いをほぼ吸収
してくれるようですが、ATOMには対応していない場合があります。

RSSはとても便利な技術なので、今後どんどん改良が進むと
思われますが、こういった系統の乱立は、ユーザ側からすると、
とてもややこしいですよね。
なので、今後の動向に注目したいと思います。

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