2006.11.20

現場でのシステム使用方法の確立

システムの設計・構築を行う際に、
決めておかなければいけない点が何点かあります。
重要度の高いものとして、システム構築後の運用方法があります。

現状の業務フローを新システムに合わせたものとするのか、
もしくは新システムに今後の業務フローをあわせるのか。
この点はシステムの設計で大きな問題点となります。

設計時は現在の業務フローに合わせて、
新システムを構築するという考えを持っていたとしても、
設計を行う上で新たなニーズに対応するために、
現行の業務フローの変更を余儀なくされる場合があります。
この場合危険なのが、システムの一部だけを現行の
業務フローと別にするのか、
または、全て新たな業務フローに移行するのかという点です。

逆のパターンもあります。
設計時は新システムに合わせた業務フローを作成するという
考えを持っていたが、エンドユーザーの意見を吸い上げるにつれて、
現行の業務フローを変えずに、新たな機能を追加してほしい、
新しい業務フローでは作業効率が悪くなる、
などの意見がでる。
そして少しずつ現行の業務フローに傾いて行き、
当初の予定を崩してしまうケースもあります。

これらの問題点を解決するのはとても難しいと思いますが、
まずシステム設計の前に、会社の統一見解を決めておくことが
重要だと思います。

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