2008.08.20

viエディタ

最近、久々にviエディタを使いました。
vi(visual editor)はUnix/Linuxシステムで最もよく使われている標準テキストエディタです。

viはvi上級者にとっては多くの選択肢(コマンド)が用意されているので
便利なテキストエディタなのですが、
初心者にとっては、Windowsなどで使い慣れているエディタとは操作が違ったり、
コマンドの種類が多すぎたりする点で比較的とっつき難いかもしれません。

もうひとつ、viにはモードの概念があるという点も特徴です。
文字入力するための「入力モード」と、編集コマンドをタイプするための「コマンドモード」があり、
入力モードでは、単に文字を打ち込んでいくこと以外はできず、
カーソルの移動、文字の消去といった作業は、コマンドモードで行うことになります。

使い始めは慣れずに苦労しますが、
慣れてくると非常に扱い易く感じてきます。

まず、一般的なエディタではカーソルの移動や文字の削除の操作は、
指をホームポシションから離さなくてはならないことが多いですが、
viはホームポジションに手をおいたままあらゆる編集操作が可能です。
例えば、カーソル移動は、カーソルキーではなく、hjklキー で代用でき、
文字削除は、x(1文字削除)、dd(1行削除) などのコマンドを使う。など。

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minami