2008.07.28

お客様のゴールとシステム運用

突然ですが、
お客様がシステムを導入するゴールはいったい何でしょうか?
それは、システムを導入してお客様のビジネスを向上させる事です。
お客様にとっては、システムの導入は投資です。投資するからには、
ビジネスを向上させ、利益につなげる必要があります。

では、システムを開発する立場としてのゴールは何でしょうか?
それは、システムを構築し、納品するのがゴールだと一般的に考えられています。

この様に、お客様のゴールと私たちシステム開発者のゴールが実は一致していない事がわかります。
これで本当にお客様に満足して頂き、喜んで頂くシステム構築ができているのでしょうか?
やはり最終ゴールがずれているので、答えは「NO」と言わざるを得ない状況です。

では、共通のゴールを持つためにはどうすればよいのでしょうか?
それは、「システム運用」という視点を持つ事です。
システム運用の目的は、お客様のシステムを効率よく使用し、お客様のビジネスを向上させる事です。
これは、お客様が望まれているゴールと同じです。

現状の「システム構築」に「システム運用」を加えると、お客様と共にゴールを共有する事ができます。

これこそが、今のお客様が望まれている理想の形ではないかと考えています。

お客様に満足して頂くだけでなく、実は私たちシステム開発者にも効果があります。
それは次のゴールを達成するためのシステム導入を依頼されるという事です。
システム運用を行なうと、お客様が早くゴールにたどりつくためのサポートが可能です。
また、お客様のゴールを知る事ができます。
お客様がゴールに達したならば、必ず次のゴールを目指す事になります。
その時に依頼が来るのは前回共にゴールを目指したシステム開発会社になります。

この様に、「システム構築」→「システム運用」→「システム構築」とよいスパイラルを
構築する事ができ、またお客様との信頼関係を密にする事ができます。

「システム運用」を加える事で、お客様に満足頂き、
そして私たちにもよい効果をもたらしてくれます。

お客様と共にゴールを目指すのであれば、「システム運用」は必須であると考えています。

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