何かの仕事を二人に頼む場合に、二人に同じ責任や役割を与えてしまうと、責任が2分する。
責任が2分するならば、まだ良いかもしれないが、
責任そのものがなくなってしまうことが頻繁に起こる。
実際は責任がなくなることなど有り得ないのだが、お互いに責任を押し付け合い、
さらには、その他の人間(仕事を頼んだ上司など)に責任を押し付けることすら在る。
理想を言うならば、常にどのような仕事にも責任感を持ち、
仮に、二人に同じ責任を与えてしまったとしても、2分することなく、
お互いに同じ責任を持つべきなのである。
しかし、社会人経験の浅い人間は、
出来るだけ自分に責任がかからない仕事をしようとし、
「出来ない」「わからない」という言葉に逃げる。
出来ることならば、責任感を持ち仕事をしてもらいたいのだが、
責任感をもてといっても、そんなに簡単にもてるわけではないし、
責任を言葉で説明しても、理解できるものではない。
ならば、仕事を頼む側の人間が、それぞれ責任の異なる仕事を振り分け、
それぞれに責任をもたせ、責任を持つことの重さ・大切さ、
そして喜びを教えていかなければならないと考える。