2008.06.12

責任の所在を明確にする

 何かの仕事を二人に頼む場合に、二人に同じ責任や役割を与えてしまうと、責任が2分する。
 責任が2分するならば、まだ良いかもしれないが、
 責任そのものがなくなってしまうことが頻繁に起こる。
 実際は責任がなくなることなど有り得ないのだが、お互いに責任を押し付け合い、
 さらには、その他の人間(仕事を頼んだ上司など)に責任を押し付けることすら在る。
 理想を言うならば、常にどのような仕事にも責任感を持ち、
 仮に、二人に同じ責任を与えてしまったとしても、2分することなく、
 お互いに同じ責任を持つべきなのである。
 しかし、社会人経験の浅い人間は、
 出来るだけ自分に責任がかからない仕事をしようとし、
 「出来ない」「わからない」という言葉に逃げる。
 
 出来ることならば、責任感を持ち仕事をしてもらいたいのだが、
 責任感をもてといっても、そんなに簡単にもてるわけではないし、
 責任を言葉で説明しても、理解できるものではない。
 ならば、仕事を頼む側の人間が、それぞれ責任の異なる仕事を振り分け、
 それぞれに責任をもたせ、責任を持つことの重さ・大切さ、
 そして喜びを教えていかなければならないと考える。

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