IT業界に限った話ではないですが、
ビジネスにおいては「費用対効果」の考え方が重要になります。
「費用対効果」は全ての仕事に当てはめて考えることができますが、
今回は、システム開発のPG工程に絞って考えてみたいと思います。
PG工程では、
費用 → 単価 X 工数
効果 → 進捗
ということができると思います。
ですからSE(兼PL)には
「如何に短い時間で作業を進められるか」
という能力が問われることになります。
そこでSEが常に行わなければならないことは、
プロジェクトメンバーの進捗具合(空き具合)と残りの作業を考慮して、
常にリスケジューリングすることです。
もちろんメンバーによってできる作業は異なりますし、
残作業の難易度や見積工数も異なります。
他にも、「誰々に経験させてみたい」といった思惑があるかもしれません。
そのような状況を踏まえて
まるでパズルを組み立てていくように
スケジューリングできる人こそが
いわゆる「できるSE」だと思います。
作業単価の高い人を優先的に考慮しながら
無駄のないスケジュールを組んでいくことこそが
作業時間(費用)の軽減に繋がり、
費用対効果が高くなるという結果に繋がるのです。
SEが、単にシステムやプログラムに詳しいというだけでは
納期通りに質の高いシステムを作ることは難しいのです。