SQLの基礎的な知識や書き方は理解している人で、そこからさらに踏み込んでいきたいという方にオススメです。
内容的には読み物としての要素もそれなりにあるので、そういった意味でもおもしろく読めると思います。
本のサブタイトルで「初級者で終わりたくないあなたへ」と銘打っている通り、SQLを実務で感覚的に覚えただけであったり、SQLに関する一つ一つの事柄についてあまり追及したことのない人には読み応えのある本です。
ちなみに、著者のミックという方はCodeZineやWEB+DB Pressにも記事を執筆しています。
下記のサイトでも本の情報の大部分が公開されていますので、どのような内容か知る上でも一度ご覧いただければどのような本であるかよく分かると思います。
http://www.geocities.jp/mickindex/database/idx_database.html
著者:ミック
出版社:翔泳社
価格:2,520円
目次:
1. 魔法のSQL
1-1 CASE式のススメ
1-2 自己結合の使い方
1-3 3値論理とNULL
1-4 HAVING句の力
1-5 外部結合の使い方
1-6 相関サブクエリで行と行を比較する
1-7 SQLで集合演算
1-8 EXISTS述語の使い方
1-9 SQLで数列を扱う
1-10 帰ってきたHAVING句
1-11 SQLを早くするぞ
1-12 SQLプログラミング作法
2. リレーショナル・データベースの世界
2-1 リレーショナル・データベースの歴史
2-2 なぜ"関係"モデルという名前なの?
2-3 関係に始まり関係に終わる
2-4 アドレス、この巨大な怪物
2-5 GROUP BYとPARTITION BY
2-6 手続き型から宣言型・集合指向へ頭を切り替える7箇条
2-7 SQLと再帰集合
2-8 神のいない論理
2-9 NULL撲滅委員会
2-10 SQLにおける存在の階層
3. 付録
3-1 演習問題の解答
3-2 参考文献
初版、改版情報
2008年2月6日初版
誰にオススメか?
SQLの基礎を習得している方
キャリア対象
PG
2年目以上
コメントする