20代でしなければならない50のこと

2011年6月 3日    中津川

30代でも読みたい。20代でしなければならない50のこと。

10代の時に読んでおきたい。20代でしなければならない50のこと。

でもやっぱり、20代の間に読んでおきたい。20代でしなければならない50のこと。


著者は、「面接の達人」を始め、多くの著作で有名な中谷彰宏氏。


悩んでいる20代の若者には、ぜひ読んでもらいたい一冊。


本書は、中谷氏自身の人生経験を元に、自分が20代で行っていたことや、今の20代を見て人生の先輩として提言したいことが、50個書いてある本です。


では、どんなことが書いてあるかというと。ここに50個挙げてみます。

  1. 雑誌の2行の告知に応募する
  2. 会社の面接に落ちて、個人の面接に通る
  3. チャンスを逃して後悔する
  4. 選挙の手伝いをする
  5. ボツ原稿を捨てない
  6. 一生続けられることをやる
  7. 交通事故の適切な処置をする
  8. できるだけたくさんの国でウンコをする
  9. 日本語でもいいから、外国人と話す
  10. 劇場でアルバイトをする
  11. コンサートのガードマンをする
  12. 気力をふりしぼるような体験をする
  13. 不安をたくさん持つ
  14. 劣等感を大切にする
  15. 礼儀を覚えるが遠慮はしない
  16. 自分が礼儀を知らないことを知る
  17. タダの怖さを知る
  18. 会いたい人の本を、全部読む
  19. 質問するために勉強をする
  20. 堂々と夢を語ろう
  21. 身のほどをわきまえないようにしよう
  22. 恥をかいて、敬語を覚える
  23. 「て言うかぁ・・・」「・・・系」なんて言わない
  24. 「とりあえず」と言わない
  25. 語尾上げの言い方をしない
  26. 「ですから・・・」「だから・・・」と言い訳をしない
  27. 好きなものは言えるが、仕事を選ばない
  28. 好きになるのに理由をつけない
  29. できないことに気づく
  30. 現場で寝て、現場で起きる
  31. したいことが今できるなら、準備なんてしない
  32. 自分にできないことを知る
  33. 今、理解できない話も聞く
  34. 意味は勝手に読み違える
  35. 見向きもされない
  36. 10年かかるというつもりで、頑張りすぎない
  37. 一生をかけても完成しないことを始める
  38. 小さな交通事故に巻き込まれる
  39. 英語が話せると言い切る
  40. 東南アジアでアジア英語を覚える
  41. マイナーな国の言葉を耳で覚える
  42. ギターのコードを3つ覚える
  43. 三日坊主をたくさんする
  44. 一夜漬けをする
  45. 練習をしないでプレーする
  46. 女の子の前でカツアゲに遭う
  47. 地味なことをする
  48. 高校までの教科書を読みかえす
  49. 英語で手紙を書く
  50. 10年後の自分と対話する

これが、しなければならないことなのか?
と、疑問に思う方もいるかもしれません。

これが、著者の本が面白く読み易い理由だと思います。

キャッチコピー的なテキストで興味を湧かせ、テンポの良い文章で、どんどん本の中へ引きずりこんでいきます。

この50の名言の中から、お勧めの3つをピックアップします。


(1)ボツ原稿を捨てない

著者は、ボツ原稿がエネルギー源と言っている。
20代の頃に書いたボツ原稿。注文もないのに書いていたボツ原稿。

昔の自分の頑張りを見て、今の自分に叱咤激励する。
そのために、ボツ原稿を捨てないと言っているのです。

つまり、「注文のない仕事をすることが大事」ということ。

注文が来るようになると、注文のない仕事はしなくなります。

注文がないにも関わらず、努力した成果、
将来、自分の番が回って来た際に備えて努力しておく成果、
この2側面の成果として、
「ボツ原稿」というトロフィーが著者の中では際立っているのです。


(2)できないことに気づく

20代の時は、なんでもできると思う。30代になった時、これしかできないということに気づく。これしかできないというものに出会うために、20代はある。これしかできないというものに出会うために、あっちこっちの壁にぶつかる。

可能性を狭めながら、可能性を高めていく


ちなみに、いま31歳の私も、何事もできると思っています。でも、この「できる」は、可能性を狭めた上での「できる」なのです。

つまり、「できる」には、
「自分でできる」と、「自分ではできないが、他人に頼むことができる」の2つの側面があるということなのです。


この2つの側面を、20代で鍛え、30代で花開かせていくのです。


(3)劣等感を大切にする

劣等感を持っていると、緊張が生まれます。

緊張感は、自分がこういうものをやりたいという目標や夢をもつことで、現状と夢とのギャップに気づき、そのギャップを源泉として、湧き出てくるのです。


そして、その劣等感をバネに、30代で花開く努力を続ける必要があります。

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