いちばんやさしいソフトウェアテストの本

2010年3月 1日  その他  小口

業務で単体テストを行う際に購入しました。
内容としてはソフトウェアテストとはどのような事を行うのかという内容が広く浅く書かれています。
実務でソフトウェアテストの経験のある方には基本過ぎて勉強にはなりません。

本書の魅力は、本書の冒頭に書かれている通り、極力専門用語を使用しないようにし、
使用する際には充分な説明を加えている点です。
技術書というより読み物として魅力があります。
本文も短めなので飽きる前に読みきることが出来ます。

「基本過ぎて勉強にはなりません」と前述しましたが、
私はこの本を読み、基本をもう一度見直すことで、
自分の知識の間違っている知識を再確認出来ました。
個人的には「第6章 先輩たちの勘所」のアドバイスがとても興味深かったです。

はじめてソフトウェアのテストを行う方、IT業界に興味のある方におすすめの本です。

第1章 ソフトウェアテストとは

   ソフトウェア開発の現状
   ソフトウェア障害
   ソフトウェアテスト
   正しく製品を作っているか,正しい製品を作っているか(Verification/Validation)
   不具合とは?ソフトウェアテストとは?
   当たり前品質と魅力的品質
   
第2章 開発の流れとテスト

   開発全体の流れ
   V字モデル
   W字モデル

第3章 テストの流れとドキュメント

   テストの流れ
   テストの優先順位
   アドホックテストとデグレードチェック
   ドキュメントから見るテストの流れ
   ドキュメントの目的
   テスト工程とドキュメント
   テストエンジニア成長の道筋

第4章 ソフトウェア開発における2種類のテスト―ホワイトボックステストとブラックボックステスト

   ホワイトボックステスト
   ホワイトボックステストの長所
   ブラックボックステスト
   ブラックボックステストの長所

第5章 ブラックボックステスト技法

   ブラックボックステスト技法
   ディシジョンテーブル
   状態遷移図
   状態遷移表
   同値クラス分割,境界値テスト
   組み合わせテスト
   奇跡の方法?
   注意!玄人の世界

第6章 先輩たちの勘所

   全段階共通
   実施段階
   設計段階
   テスト計画編

いちばんやさしいソフトウェアテストの本 (技評SE新書 19)
石原 一宏 布施 昌弘
技術評論社
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おすすめ度の平均: 4.0
5 やさしいとは、親切か簡単か
3 サッと一読できる入門書に仕上がっている
4 正に、いちばんやさしい 本です
3 すぐ読める
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