システムがダウンしたという話はよく耳にします。
しかし、本来ならばシステムがダウンするということは
あってはならないことです。
しかし、システムがダウンする原因として挙げられるのは、
単に、ソフトウェアの不具合やハードの性能・容量不足によるものだけではなく、
人間による設定・操作ミスによるものや、
災害といった不慮の事故によって発生するケースが存在します。
どんなにすぐれたシステムでも絶対にダウンしないとは言い切れません。
では、システムがダウンした場合、なにが重要になってくるのか?
それは、システムがダウンしてもいかにすばやく原因をつきとめ、
対応できるかが重要だと思います。
そのために、システムダウンの様々な事例を知っておく必要があります。
多くの事例を自分の中で蓄えておくことで、
未然に対応策を講じることも出来ます。
本書では、『日経コンピュータ』の記者が、
過去数年間にわたって実際に起きたダウンの事例を取り上げ、
その原因と実態についてまとめています。
過去の失敗を多く知ることで、
この先起こる可能性のある問題を未然に防ぐことができます。
落ちないシステムを開発していく上でどこに注目し、
漏れがないかを確認する力を身につけるのにとても役に立つ書籍です。
著者:大和田 尚孝 (著), 日経コンピュータ (監修)
出版社:日経BP社
価格:2,520円
発売日: 2009/1/15
目次:
第1章 システムが止まった...「ダウン」とは何か
第2章 きちんとテストしたはずなのに...アプリケーション・ソフトの不具合
第3章 アプリケーションだけではない...OS、ミドルウエアの不具合
第4章 アクセス殺到に耐え切れず...性能・容量不足
第5章 気づかなかったは許されない...環境設定・変更ミス
第6章 その「うっかり」が致命傷...運用・操作ミス;
第7章 まさか、こんなことが起こるとは...ハード故障、不慮の事故
第8章 障害対応は時間との闘い...ダウンに学ぶ
誰にオススメか?
システム開発に携わる全ての人々
キャリア対象
誰が読んでも楽しめます。
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