以前セミナーに参加した際に著者の池田氏が
マインドマップとソフトウェアテストについてお話されており、
興味を持ったのが購入のきっかけでした。
池田氏はマインドマップを用いることで「仕様を深く理解する」というベテランのテスターの考え方を、
素人でも体現することが出来ると述べています。
本書ではテストを行う上でどのように進めたらよいのか、
どの点が自分にとって疑問なのかを気づくためにマインドマップを利用しています。
マインドマップをどのように描くかというサンプルも豊富なので、
始めて書く人でも悩まず書き出せると思います。
マインドマップの他にもイラストや図が多用されており、読みやすいです。
メインは勿論マインドマップを活用したソフトウェアテストなのですが、
2章ではテスト全体の流れが述べてあります。
普段自分があまり担当していないテスト箇所の説明がマインドマップという考え方付きで
紹介されていたのでわかりやすかったです。
効率的にテストを進めるための考え方が知りたい方におすすめです。
第I部 ソフトウェアテストとマインドマップの基本
Chapter1 ソフトウェアテストって何?
1.1 ソフトウェアテストを行う意義を掴む
1.2 ソフトウェアテストのイメージを掴む
1.3 ソフトウェアテストの作業を知る
1.4 Chapter1のまとめ
Chapter2 マインドマップって何?
2.1 マインドマップの概要を知る
2.2 マインドマップの効果を知る
2.3 ソフトウェアテストへの適用例
2.4 マインドマップに正解はない
2.5 Chapter2のまとめ
第II部 マインドマップをソフトウェアテストに使ってみよう
Chapter3 第II部の流れ
3.1 仕様分析からテスト報告書まで
3.2 ケースの説明
3.3 登場人物の説明
o Column マインドマップのお供にお菓子を
Chapter4 仕様分析 0仕様を分析しよう0
4.1 仕様分析の手順を確認する
4.2 要件定義書がある場合
4.3 要件定義書がない場合
4.4 Chapter4のまとめ
o Column 三色ボールペンを使って仕様を確認しよう
Chapter5 テスト計画 0テスト計画を検討しよう0
5.1 テスト計画の手順を確認する
5.2 テスト計画書の概要(IEEE 829)
5.3 テスト計画を立てる
5.4 テスト計画はいつ作ればよいのか
5.5 Chapter5のまとめ
o Column テストカテゴリ
Chapter6 テスト設計 0テスト設計をしよう0
6.1 テスト設計の手順を確認する
6.2 テスト設計を行う
6.3 Chapter6のまとめ
Chapter7 テスト実装 0テストケースを書いてみよう0
7.1 テスト実装の手順を確認する
7.2 テスト設計(テスト項目)を見直す
7.3 テストパラメータを検討する
7.4 期待結果を検討する
7.5 テストケースのひな形を考える
7.6 Chapter7のまとめ
o Column テストケースの種類
Chapter8 テスト実行 0テストログとインシデントレポートを書こう0
8.1 テスト実行の手順を確認する
8.2 テストログとインシデントレポート
8.3 テストログの内容を検討する
8.4 テストログをまとめる
8.5 インシデントレポートを検討する
8.6 インシデントレポートを書く
8.7 Chapter8のまとめ
Chapter9 テスト報告 0報告書を作成しよう0
9.1 テスト報告の手順を確認する
9.2 テスト報告書のテンプレートを作成する
9.3 マインドマップで要約する
9.4 Chapter9のまとめ
第III部 デジタルツールを使ってみよう
Chapter10 PC用のツールを活用しよう
10.1 デジタルカメラを使ったマインドマップの管理
10.2 マインドマップ作成ツールを利用しよう
10.3 PC用ツールの活用例 0テストケース一覧表の自動作成0
10.4 Chapter10のまとめ
第IV部 本書のまとめ
Chapter11 まとめ 0テスト現場でマインドマップを使うために0
11.1 第I部から第III部のまとめ
11.2 マインドマップの現場への導入
11.3 さらにソフトウェアテストの品質を上げるために
ブックガイド&参考文献リスト
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