ビジネス書を購入する際、どんな基準で購入していますか?
「アマゾンでランキング1位だった」
「紀伊国屋書店のランキングで1位だった」
「CMを見た」など。
その基準は、人それぞれだと思います。
でも、毎月、何百冊という新書が出ている現代。その中で、本当に為になったという本に、毎回出会えているでしょうか。「人生を変えるほど有益な本に出会える確率は、1,000冊に1冊しかない」と言う方もいるほどです。
もし、ビジネス書の良書と出会いたいとお考えであれば、本書をガイドとして活用してはいかがでしょうか。
著者は、出版業界では有名なビジネス書評家。年間に1000万円はビジネス書につぎ込んでいます。そんな著者が、これまでに出会った古今東西の名著の中から、30冊に絞って名著を紹介してくれます。
本当に「人生」の役に立つビジネス書をお探しの方にはお勧めの一冊です。
さて、最近、個人的にも古典ブームです。
「もしドラ」や、「ストーリーとしての競争戦略」など、今年発売のビジネス書も読んではいますが、何はともあれ古典ブームなのです。
時代の変化はあれ、ビジネスの根本原則は大きくは変わらないはず。だからこそ、長い年月、様々な人に読み続けられているということは、この現代においても何かしらのヒントがあるということだと考えています。
また、古典の良さは、考えさせられる本が多いということも挙げられると思います。メソッド集の様な本では、時代の変化に付いて行けません。「ビジネス成功」の根本原則を、原理原則から書き記しているために、簡単には実感を持って理解はできないかもしれませんが、読めば読むほど、読み応えが出てくる。それが古典なのだと考えています。
「もしドラ」で主人公達が、『マネジメント』を何度も何度もボロボロになるまで読んだ様に、私も本書を参考に、人生に変化を起こす古典との出会いの旅を楽しみたいと思います。
【目次】=======================================
まえがき
序章 読書について -- よい本との出会い方
第1章 人間探求の書
- 『人を動かす』デール・カーネギー
- 『人間性の心理学』A・H・マズロー
- 『影響力の武器』ロバート・B・チャルディー二
- 『思考と行動における言語』S・I・ハヤカワ
- 『ホモ・ルーデンス』ホイジンガ
- 『情報の文明学』梅棹忠夫
- 『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル
第2章 勝負師たちに学ぶ極意
- 『私はどうして販売外交に成功したか』フランク・ベトガー
- 『風姿花伝』世阿弥
- 『君主論』マキャヴェリ
- 『ビジネスは人なり投資は価値なり』ロジャー・ローウェンスタイン
- 『相場師一代』是川銀蔵
- 『人生と財産』本多静六
- 『人間における勝負の研究』米長邦雄
- 『もっと深く、もっと楽しく』中部銀次郎
第3章 教えを実践した経営者たち
- 『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』ジェームズ・C・コリンズ
- 『プロフェッショナルマネジャー』ハロルド・ジェ二ーン・アルヴィン・モスコー
- 『ブーメランの法則』ファーガル・クイン
- 『小倉昌男 経営学』小倉昌男
- 『経営に終わりはない』藤沢武夫
- 『真実が人を動かす』ケン・アイバーソン
第4章 自らを高め、人生に成功する
- 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』キングスレイ・ウォード
- 『学問のすゝめ』福沢諭吉
- 『アラン人生論集』串田孫一編
- 『道をひらく』松下幸之助
- 『経営者の条件』P・F・ドラッカー
- 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー / ジェームス・スキナー
- 『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット
- 『古代への情熱』シェリーマン
あとがき
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