.Netでの開発で帳票ツールにCrystal Reportsを選択した場合、Visual Studio .NETにバンドルされているCrystal Reports for Visual Studio .NETを使用する場合と、別途製品版のCrystal Reportsを購入する場合があるかと思います。

以前、私は、あるプロジェクトのためにVisual Studio .NETをインストールした後、現在最新版となるCrystal Reports 10をインストールして開発しておりました。その後Crystal Reports for Visual Studio .NETを採用している別のプロジェクトに関わり、Crystal Reports for Visual Studio .NETを使用する必要が出てきました。そこで、Crystal Reports 10をインストールしているために、Crystal Reports for Visual Studio .NETで開発されたrptファイルを読み込む際にエラーが発生していました。

そのため、Crystal Reports 10をアンインストールしたのですが、そうすると今度は、Visual StudioにバンドルされていたCrystal Reports for Visual Studio .NETも正しく使用することができなくなってしまいました。

結局、このようにCrystal Reports 10からCrystal Reports for Visual Studio .NETへダウングレードしたいような場合はCrystal Reports 10をアンインストールした後に、Visual Studio .NETを修復インストールする必要があるようです。

また、逆にCrystal Reports 10をインストールした後に、Crystal Reports for Visual Studio .NETオプションを選択してVisual Studio .NETをインストールした場合には、Crystal Reports 10が正しく動かなくなるので、その場合は、Crystal Reports 10を修復インストールする必要があるようです。