システム開発をする上で、お客様の業界独自の言葉を覚えるのが
大変です。

用語集のようなものを頂ける場合もありますが、それは稀で、
大抵は、打合せの中からわからない言葉を都度、聞いていくことに
なります。

さて、私は以前、石油元売会社のシステム開発を行いました。

その中で、出てきた業界用語を少し上げてみます。

白物：ガソリン、灯油、軽油など
黒物：重油など
包装品：容器入り商品（ドラム缶や缶入りオイルなど）
バラ：容器なし商品（一般的に、タンクローリーで運ぶもの）
倉取：取引先が輸送機関を手配し、配送拠点で製品を引き取る

このような言葉は、石油業界ではどこの会社でも同じ言葉を使って
いると思っていました。

しかし、少し前の日経コンピュータで、
「石油会社の合併で用語の統一で苦労した」
という記事があり、記事の中に用語例の一部が載っているのを見て、
「業界共通ではなく会社独自の言い方だったのか！」
と判りました。

例えば
包装品→詰品
バラ→中身品やバルク
倉取→倉渡

タンカーをタンク船と呼んでいる会社もあるようです。

やはり業界用語は、難しいですね。