2005.11.14

日付の入力

システム開発において、まずどのシステムでも必ず絡んでくるのが日付です。
日本ではこの日付が曲者で、ご存知のように西暦と和暦という2つの表現があります。
プログラムをやったことがある人なら誰でも西暦で日付を扱う方が容易に開発できることを知っています。

しかしちょっと思い出してみてください。個人でも利用するような書類にでも、なんと和暦の利用されることが多いことか。
例えば、役所、銀行、郵便局など。
これらの施設で何か申込をしようとする場合に申込書を書きますが、これらに出てくる日付のほとんどが和暦形式での記入となっています。
このような申込書等の書類からシステムへ情報を入力する人の立場になって考えてみてください。
書類とシステムの日付形式が違うと、その都度互換表等を元に変換して入力する必要が出てきます。
申込日等の当日や近い日付はそれでもまだわかりやすいですが、誕生日のようにバラバラの年が記入される可能性があるものは大変です。
ちょっとしたことでも非常に面倒であり、かつミスの原因ともなり得ります。

このように、それぞれの現場では色々な事情で和暦を使わざるを得ない状況もあるということをいつも頭に置いておかなくてはいけないのです。

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