2007.02.14

自分の中の小さな「箱」

先日読んだ本をご紹介します。

自分の中の小さな「箱」という表現でコミュニケーションの考え方を
物語風にわかりやすく説明しています。

ビジネス、人間関係、家庭生活においても活用できる考え方で、
現実的に「組織」の至る所に存在する問題かと思いました。

簡単に内容を抜粋すると...

■自分が他人の為にすべきだと感じたことに背く行動を自分への裏切りと呼ぶ
■いったん自分の感情に背くと周りの世界を自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
■そうなると現実を見る目が歪められる。
■従って、人は自分の感情に背いたときに箱に入る。
■時が経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになりそれを持ち歩くようになる。
■自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に入れてしまう。
■箱の中にいると互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。
共謀して互いに箱の中にいる口実を与え合う。

箱の中にいると本来の目的(業績向上など)に気持ちを集中できなくなり、
あらゆる関係に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。

こういった考え方、どのようにすれば「箱」から脱出できるのか、
なども含めて、興味のある方は、是非実際に読んで見て下さい。

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”自分の小さな「箱」から脱出する方法”

 アービンジャー・インスティチュート:著
 金森重樹:監修

 大和書房
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minami