2007.04.23

価値観の壁

価値観と一言でいっても、想像しにくいと思います。
しかし、価値観というのは非常に大切なものだと思います。
果たして価値観とは何なのか、私の考える価値観というのはこういうものです。
価値観とは皆さん自身が人生経験を経て作り出した自分流の法律です。
やっていいこと、やってはいけないこと、出来ること、出来ないこと、
好きになるもの、好きにならないものなど、
そういったものを、自分の生きてきた経験により、無意識的に決めているということ、
その中の、許容するものが価値観だと私は考えます。
世の中には自分の価値観の枠の中のことだけを正とし、それ以外を負と考える人が
たくさんいます。そういった人に多い特徴として、物事を論理的に考える人です。
自分の中で理由付けをして、自分の中だけで因果関係を成立させ、完結させる。
私は自分の中で付けた理由でさえ、自分の価値観の中でのことだということを
理解していただきたいと思います。自分の中の価値観のみを正と考えるのは
非常に危険です。人間一人ひとり、様々人生を歩んできたように様々な価値観を持っているのです。
どれが正しくて、どれが間違っているなんてことはわかりませんし、もしかしたら正しい
間違っているという概念すら間違っているかも知れません。
人間それぞれ様々な価値観があることと同じように、それだけ人と人の間には
価値観の壁があることを理解してください。SEという仕事は人と関わる仕事です。
人間関係を円滑に進めるには、価値観という概念を理解して、その人はどういう人生を経て
こういう答えを導き出したのかを考えることで、その人を理解する必要があると思います。
その人を理解すれば、その人が歩んできた人生の経験を自分のものにもできるし、
仕事の上で、自分が進みたい方向に進むにはその人をどのように説得すればいいか、
自ずと見えてくると思います。SEは人間関係力を高めることで、間接的に売上向上に
つながると私は思います。
自分が長い人生の中で作り上げてきた自分流の法律、価値観を客観的な視点を持つことで
もう一度見直してみてください。

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