2007.05.10

VAKOGモデル

人は5つの感覚で物事を認知、想像、表現しています。

 ①視覚(Visual)
 ②聴覚(Auditory)
 ③触覚(Kinesthetic)
 ④嗅覚(Olfactory)
 ⑤味覚(Gustatory)

人に情報を伝えるとき、情報を受け取るときには、
この5つの感覚を使った表現が理想とされます。

この表現は、それぞれの英語の頭文字をとって VAKOGモデルと言われたり、
触覚、嗅覚、味覚の3つの感覚をすべて身体感覚(Kinesthetic)にまとめて、
VAKモデルと言われることもあります。

人によってVAKの何れかの感覚を優位に使う傾向にあるそうです。

■視覚優位な人
 頭の中に図や写真などのイメージを作る傾向にあり、
 話す言葉も自然と、色や形などの視覚的な情報が多くなる。
 「話が見えない、プランを描く」など、視覚的な表現を多く使う。
 又、図や映像でイメージしたものを言葉で伝えようとするので
 話すテンポが速くなるのが特徴。

■聴覚優位な人
 話す言葉は「響きが良い、聞こえが良い」など音や聴覚に関する表現が多くなる。
 話すテンポは早すぎず、遅すぎず、非常に流暢。

■身体感覚優位な人
 体で感じたことや気持ちに集中しているので、
 言葉だけでそれを表現するのが難しい。
 表現するための適切な言葉を選びながら話すので、
 話すテンポはとても遅く詰まりがちになる。
 話す言葉も「~と感じる、腹に落ちる、しっくりくる」など、
 体で感じる情報や、気持ちに関するものが多くなる。

あくまでも傾向であって、時と場合によって使う感覚も変わってきます。
又、この傾向が非常に強く出る人もいれば、それほど顕著に現れない人もいます。
意識的に弱い所を伸ばすことも可能で、ある程度こういったパターンを知っておくと
相手や自分に対する理解を深め、相手とコミュニケーションをとる上でとても有効です。

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minami