2007.11.16

「自分の居場所を把握する」

自分は今何が出来て、何が出来ないのか?
自分の性格、人間性はどうなのか?
自分は今いったい人からどのように思われているのか?

よくそういった意味で自分の居場所を把握するということの大切さを
語った本やセミナーなどがありますが、
今回はそういう意味ではなく、自分が今生きている場所(会社)を知るという意味で、
使いたいと思います。

なぜ私がこのようなことを今回語ろうと思ったのかというと、
大学の友人に上司に対しての愚痴や話を聞いていて、考えされられることがあったからです。
多くの人が人間(上司)の見方を誤っているような気がしました。
「自分に対して怒るから、自分にとってストレスでしかない。そいつは不要だ」
とか
「こんなストレスを与えられるなら、辞めてしまおう」
などと考えてしまう人が多いと思います。

この言葉の根本的な間違いに気づいてもらいたいです。

「自分に怒るから ⇒ 不要」
「ストレスだから ⇒ 辞める」

こういうときよく、考え方を変えてみよう!なんていう人がいます。

「期待してるから ⇒ 怒ってくれる ⇒ 必要」
「期待されてる ⇒ ストレスに感じない ⇒ やる気になる」

確かに上記のように考えられれば苦労なんてしません。
実際、聞くのとやるのとでは大違いだと思います。

ではどうするか、
まずは自分の会社にとって無くてはならない存在を洗い出す必要があります。
どのように洗い出すか?
もしその上司が辞めたと仮定してその後の会社を考えれば簡単でしょう。
大体、厳しい上司の役割は大きいものです。

最近は若者を恐れ、妙にやさしい上司だったり、
全く関心がない上司がいるという話をよく聞きます。

でも、親身に厳しく、部下の成長のために自ら嫌われてしまうかもしれない役を
買って出る人間なんてなかなかいないと思います。

もしその人がやめてしまったら、会社にとって、自分にとって相当大きな痛手であることは明確です。

そうなると自分の考え方が自然と変わってくるはずです。

その人の負担を軽減するにはどうしたらいいだろう?と考えるようになり、
自分からしっかり生きて行こうという気になると思います。

この考えが根底に根付くと、自然と上司にストレスを感じることなく、
自分が悪いと他責にすることもなくなります。


厳しい上司は必要ですか?ちょっとした失敗で怒りを露わに怒ってくる上司は必要ですか?

それは必要です。

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