先日、今年数回通っていたセミナーにて「自社の社長について」という話を行いました。
そのセミナーには私と似たような境遇の人たちが集まり、意見交換の場としてもとても有意義なものでした。
普段取引先以外の会社の人と接する機会はあまり多くなく、
更に同じような立場の人間といえば社内の数人しか知らない私にとっても刺激の多い場所でした。

その中で一致した意見の一つとして、「行動が早い」というものがありました。
決断が早い、動作が速い。
一言で「行動が早い」といっても色々な印象があるでしょう。
ここではとにかく「スピード感」の違いというものを皆感じていることを知りました。

私はどちらかと言うとのんびり屋でギリギリにならないとやらないタイプなのですが、
このままでは駄目だな、と思わされることが近頃多々あります。
業務一つ、私生活一つ取ってみても、後手後手に回ることで結果的に更に後手に回ってしまうことが少なくありません。
これは決断力の不足、と言えなくもないですが、実際には余計なことを考えて結局行動しない、
ということを選択して楽をしているだけなのです。
現状に甘んじるのは楽ですが、そこに居ついてしまうとそれ以上のことも望めなくなってしまいます。
寧ろ更にのさばって悪影響すら与えかねません。

そんな現実を前にして、少しでも速さを身に付けたいと思う今日この頃、多少雑誌などを読んで改めて感心したことがあります。
それは、実はスピード感を得るためには仕事だけでは駄目で、日常の生活、例えば買い物をする、どこかに出掛けるなど、
何気ない一つ一つのことでも即決断することがスピード感を養うということになるのです。
最近では、年齢を重ねたせいもあるでしょうが、挙動の一つ一つが難儀になってきています。
そうした自分の普段の行いがそのまま色んな場面に影響しているのか、と少し実感しています。
そして、こうして養われた速さこそ、仕事にも通じるんだなぁ、と切に感じるようになりました。

私も、日ごろの自分の活動を改めて見直して、「スピード感」を出せるように精進したいものです。