2008.03.18

「意識のすり合わせ」のススメ

自分以外の誰かと作業を行ううえで、「意識のすり合わせ」というものは重要だと思います。
自分の認識が、相手(お客様、上司、後輩、…)と合っていないと、
思いもよらないところで手戻りが発生したり、作業が停滞してしまうことがあります。

引越しを例にとってみることにします。
引越しのときは不動産屋さんと話し合い、資料を見て検討したりしながら、
自分が希望する部屋の条件を加味して、引越し先の部屋を決定します。
そして、ようやく荷物を運び込み、引越し完了となるわけです。
このとき、「●●アパートの●号室に引っ越す」という認識が不動産屋さんと一致しているから、
引っ越すことができる訳です。

ところが、不動産屋さんと話をせず、
自分が住みたい部屋に、いきなり荷物を持っていったらどうなるでしょう。
もしかしたら、その部屋が運よく空いているかもしれません。
でも、もう他の人が契約を済ませているかもしれません。
あるいは、既に人が住んでいる可能性もあります。
少なくとも「聞いていない」ということで、
不動産屋さんをびっくりさせる事になるでしょう。

仕事においても、似たようなことが言えると思います。

相手の元々の担当業務以外で依頼することになる作業の場合、
「ちょっと待って下さい」
と言われて、不満を募らせる前に、一歩立ち止まって、
「相手の受け入れ態勢は整っていたか」
「依頼する前に自分でやっておくこと、相手に確認することが無かったか」
ということを考えてみる必要があると、私は考えます。

photo
miyashita