絵を使って問題を解決するフレームワークの本です。
ダン・ローム氏は経営コンサルタント会社の社長で、この本は2008年度米国のamazon.comのBUISINESS BOOK OF THE YEARで5位になったそうです。
誰にとっても読みやすく易しく解説されていてMBAの難しい本とはかけ離れたところにある本です。
問題を解決するのに絵を使う。どういう場面でどういう絵を使うのか。
まず、全ての問題は6つのWに分解できる。
誰が(who) どれだけの量(how much) いつ(when) どこ (where) どのように(how)なぜ(why)である。
そして、1つ1つはどんな絵で解決するのかが説明されている。
whoは、ポートレイト
how much は 棒グラフ
where は マップ
when は 時系列表
how は フローチャート
why は 多変数プロット
たしかに提案書や分析にこういうものを知らず知らずに使っていたが、理由がはっきりすると
考え方もより深堀できるような気がする。
第3部が秀悦です。
目次
第1部 はじめに 絵を使って問題を解決しよう
第1章 まったく新しいビジネスのとらえかた
第2章 なにが問題なのか、どんな絵を描くのか?
「わたしたち」は何者なのか?
第3章 負けるはずのないギャンブル
ビジュアルシンキングの4つのステップ
第2部アイデアを発見する。
第4章 まずは見ることから
第5章 6つの方法で(視る)
第6章 SQVID:想像力を使うための実践的なレッスン
第7章 <見せる>ためのフレームワーク
第3部 アイデアを発展させる。
第8章 <見せる>こととビジュアルシンキングMBA
第9章 わたしたちの顧客は?
(誰/なに)の問題を解決する絵
第10章 どれくらい多くの人が買っているのか?
(どれくらいの量)の問題を解決する絵
第11章 わが社のビジネスの行方
絵で(どこ)の問題を解く
第12章 いつ修正作業を実行できるのか?
<いつ>の問題を解決する絵
第13章 わが社の事業をどのように発展させるのか?
<どのように>の問題を絵で解決する
第14章 なぜ、その必要があるのか?
<なぜ>の問題を絵で解決する
第4部
第15章 ビジネスについてわたしが知っていることは、
すべてショー・アンド・テルで学んだ
第16章 結論を描く
付録A ビジュアルシンキングの科学
付録B ビジュアルシンカーのための情報量
初版、改版情報
2009年5月18日初版
誰にオススメか?
システムコンサルタントを目指すSE
論理的思考を学びたい人
発表が下手な人
キャリア対象
SE
3年以上
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