人の心を動かす文章術

2010年4月29日  仕事一般  見並

タイトルに魅かれて買いました。
文章で人の心を動かすとはどういうことなのか?

この本には実際の文例テクニックが具体的に書いてあるので、
良し悪しはテクニックで決まるということが良くわかります。

面白い題材でも、テクニック次第でつまらない読み物に
なってしまうということを意識させてくれた本です。

SEの世界では、メール文面 や 設計書、報告書の類など、
ビジネス文書を扱う場合が多く、
「人の心を動かす」必要性自体をあまり感じませんが、
ブログを書く場合、もしくは、文章だけでなく、
プレゼンやスピーチでも共通するテクニックだと思います。

いつも手元に置いてあり、たまに読み返しています。

はじめに
 驚くほどひどい若者の文章力
 ちょっとしたコツで誰でも上達できる
 文章を書くのは苦痛ではなく楽しいことだ
 本書は具体的なテクニック集

第一章 文章を書くのはテクニックである
 下手な文章とうまい文章のちがい
 文章を書くのに才能はいらない
 間違いだらけの作文教育
 書き方のテクニックの重要性

第二章 人とちがった文章が面白い
 読み手を楽しませる工夫
 本当のことでなくてもよい
 面白い文章の条件
 自分らしい文章を書くためには

第三章 文章の型を利用する
 文章の「型」とは、書くときの手順
 型が文章のまとまりを作り出す
 書きはじめる前にメモを取るといい

第四章 書き出しで読み手を引きつける
 書き出しは文章の印象を決定づける
 出だしがうまくいけば書きすすめる
 誰でも使える書き出しのパターン
 添削実例集

第五章 リアリティを作り出す
 リアリティは文体によって作られる
 リアリティを演出するテクニック
 誇張や口語体も使い方しだいでリアリティを増す

第六章 描写したり、形容したりする楽しさ
 表現の工夫で面白さがアップする
 修飾語を使うときの注意点
 効果的な修飾語のテクニック
 比喩表現を用いる
 感情を移入させるテクニック

第七章 リズムのいい文体、メリハリのある文体
 「です・ます」と「だ・である」の使い分け
 文章にリズムがないと、読み手は退屈する
 リズムをよくするテクニック
 メリハリをつけるテクニック

第八章 ドラマを真似して盛り上げる
 文章には色調が必要だ
 テレビドラマのタッチに学ぶ

第九章 主題に絞り込む
 主題は作るもの
 主題には普遍性をもたせる
 主題の効果的な示し方

第十章 推敲する
 読み手の気持ちになって読み直す
 読み直す際のチェックポイント
 最後にもう一度チェックする

人の心を動かす文章術
樋口 裕一
草思社
売り上げランキング: 7906
おすすめ度の平均: 4.5
5 学生の情報発信者に
3 自業自得ですが、買って失敗しました。
5 文章を書くことの面白さ
4 神田昌典さんもオススメの一冊。
5 実用的な文章指導
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