システム設計において、消費税について悩んだことはないですか
消費税の基本的な知識を整理しておこう
●税率
「消費税5%」というのは、法律上は正確ではありません。
規定では国税部分が4%あり、その国税部分の税額の25%が
地方消費税となっています。
つまり国税4%と地方税(4%×25%)の合計額が
消費税5%の内訳です
●消費税のかかるものと、かからないもの
1.不課税取引
□国外取引 例(海外での経費、売上など)
海外で商品を購入しても、日本の消費税が取られるということはありません。
日本の消費税は当然のことながら国内取引に対してかけられます。
□対価のない取引 例(寄付金、祝い金・香典、贈与)
無償提供や贈与など対価がない場合には課税されません。
借入金や敷金・保証金のように後で同額のお金を返済する
(又は戻ってくる)場合にも同様です。
☆ポイント
不課税取引かどうか判定の最大のポイントは「対価性」にあると考えられます。
「対価性」とはモノの譲渡や貸付・サービスの提供と、
お金の支払(受取)との間に対応関係あるいは因果関係
があるかどうかということです。
2.非課税取引
消費税を課税するのが好ましくない取引や、
政策的見地から消費税を課税しないこととしている取引
のことを非課税取引といいます。
本来は消費税を課す対象となる取引を、あえて課税しない
としているものですので、非課税取引は法律で決められています
くわしくは、調べてみてね
3.免税取引
例えば輸出品のように実際の消費地が海外であるような場合、
消費税を免除する場合があります。これを免税取引と言います。
免税取引は、課税取引だが税率が0%(免除)である取引と考えます。
消費税がかからない取引には
「不課税取引」「非課税取引」「免税取引」の3種類があり、
この3種類以外の取引を「課税取引」と呼んでいます。