2005.05.24

コーチングについて

先日、東京都職業能力開発協会の「職業訓練指導員研修」に参加してきました。
題目は「部下の自発的な行動を引き出すコーチング」についてです。

コーチとはその人が持つ無限の可能性を信じることであり、
自ら学び、考え、行動するための手助けをすることだそうである。
昔のような上下関係による指導的なコーチングではなく、
良きサポーターとして接することが必要であり、
あくまでもヘルプするのではなく、サポートする姿勢(考えさせる)が大事になる。

そのほかコーチングの技法として、
例えば、面談するときの椅子の座り位置や距離、聞く態度、話す態度、質問の方法、
最も大切なこととして、相手の本音(心)を洞察し、
明確化することだというお話しを聞いた。
言葉には出さずとも、本音の部分は何らかの信号を発していることが多く、
その見極めが最も難しい。

最後、事例研究として、
「指示がないとやれない社員」
「やる気のない中堅社員」
「部下のやる気をなくす上司」
のそれぞれの事例をもとに、対応の仕方を教わったが、
当然、これといった答えがあるわけもなく、
そんなにうまくはいかないだろうというような内容ではあったが、
結構面白かったです(眠くはならなかった)。

恥ずかしながら今までこういったセミナーに参加したこともなく、
また書籍等でも積極的に触れようとしていない部分もあったため、
今回は、それなりに刺激があってよかったと思う。
SEとして、プロジェクトメンバー(上司部下に関わらず)との
関わり方という意味で参考になる部分は多かった。

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minami