2006.04.28

意思の疎通

私が初めてオフショア開発を行うプロジェクトに参加した時のお話です。
上海のA社にPGを依頼し、日本でPTを行う形での開発でした。
プロジェクトマネージャの話によると「その会社には初めて依頼するので、
品質はどうなるかまだ判らない。」という状態でした。

こちらで作成した仕様書を送信し、チャットで細かな内容を伝え
数日後上海から送られてきたPGをいざテストを行おうとすると、
「・・・動かない。環境設定が違うのだろうか?」
調査してみると、明らかなバグで動くはずも無いことが判明。

怒り半分で上海側に確認すると
「PG作成後にそちらでテストを行ういうことで送った」との回答。

A社 ⇒ コーディングが終了した時点で完了
日本 ⇒ 動作するものが出来て完了

友人のSEやオフショア開発の記事などを読むと、こういう事態はよくある話で
国外の協力会社との意思の疎通の難しさを痛感しました。

国内外での協力会社や御客様との意思の疎通も思わぬ所に落とし穴があるもので、
「自分の常識」は「世の常識」では無い。たとえ当たり前でも確認は大切ですね。

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