2007.01.12

叱って伸ばすか誉めて伸ばすか

私自身、社員の教育ということにそれほど深く関わってはいないのですが、
SEとしてプログラマとともに業務を行っていますので
新人プログラマと一緒に仕事をする機会も決して少なくありません。

新人と仕事をするのは決して嫌いではないですね。
新鮮な感じを受けることもできますし、成長していくのを見るのは楽しいものです。
しかし、ここで一番気にしなくてはならないのはどうやって成長させていくか、という点です。
叱られることで発起する人間もいれば誉められて伸びていく人間もいます。
私自身は誉められると怠り始めるので叱られて伸びてきたほうなんですが、
他の人がどうなのか、ということになるとなかなか見抜くことは出来ないものです。

ではどうするか。
私は新人プログラマには始めは叱らないことにしています。
ある程度のびのびやらせて、色々と慣れてもらうことを最優先させます。
勿論注意をしなくてはいけないことはたくさんありますが、出来ないことをいくら責めても
すぐに出来るようにはならないので、出来た箇所をなるべく評価するようにしています。

そしてある程度一人で出来るようになってきてから、少しずつ厳しいことを言い始めるのです。
自分で考える方法や調べる方法を身に付けたくらいになってくると、
多少きついことを言っても「自分でやってやる」と思わせることができれば
それがバネになると私は思うからです。
しかし、そうすることで奮起できない人も当然いますので、その場合は叱る選択肢をやめて
始めと同じ状態に戻ります。
こんなことの繰り返しです。

従って私は誉めて伸ばす派のようです。
自分がされてきたことと逆を選ぶ、というのもなんだか面白く感じられます。

現在まで、新人から面倒を見たプログラマはまだ何人もいませんが、
今のところは順調に育ってくれていると思います。

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