コラム システム開発のお仕事

システム開発に従事している人は、なぜ徹夜をする人のか?

2008年7月11日  カテゴリー:システム開発のお仕事  執筆者:ルウシイ杉山

なぜシステム開発に従事している人は、徹夜をする人が多いのか?

 ひとつには、この業界の技術者はキャラクタが「優しくて」「頼まれたら断れない」人が
多いということでしょうか。
話ベタでシャイ、NOと言えないエンジニア、本当に多いものです。

 また、マージャン好き、パチンコ好きといったギャンブル好きの人、酒飲みが多いのも
この業界の特徴です。つまり「徹夜慣れ」している人が多いんですね。

ちなみに筆者は、大学時代を含めて就職するまでには、貫徹した経験は1度しかありません。
この仕事に従事してからも、貫徹は全くせずに10年以上SEをやってきました。

ところが、某企業の仕事で、夜中に作業せざるを得ない状況になりました。
つまり納品後のシステムの障害対応や更新対応なのです。このときは数回徹夜しました。
日中はシステムが稼働しているため、作業できなかったためなのです。

現在は、ユーザー側も、こういったことに対応する為、同じ環境下に別サーバーを
立ててくれるようになりました。
ありがたいことです。

しかし、「どうしても徹夜しなければならない。」といった場合で、朝までに確実に仕上がると
いう事態でない限り、徹夜は作業の足を引っ張ることにしか過ぎないと思います。

なぜなら、仕事というのは、翌朝に完璧に終わるものではないから・・・。

そして仕事の日々は続いていく。

結局、わたしが選んだ仕事方法は、毎日、定時に集中力を持って働くという方法でした。
もっとも22時は定時のうちなんですが。

徹夜を頻繁にするシステムエンジニアで「本当にこの人は徹夜する価値がある。」と思った人は
これまで当社のスーパーSEである小幡しかおりません。
彼は、若いころは週、2、3回徹夜していました。それも一人きりで。
なんらかの資料を作るために、もしくは一人で前倒しで設計に集中するために徹夜していました。

おまけに、彼は、先に述べたような、まさに「ギャンブラー」そのもの。
徹夜しても手が狂うなんてことは無いのです。

そう思うと、チームで徹夜作業している人達というのは、号礼をかけてるだけの人も
参加していたりする気がします。

やっぱり徹夜は、計画的に前倒しの為にするものであり、選ばれた人だけができるもの。
そして、必要であれば一人でするもの・・・でしょう。

執筆者: 杉山 淳子

株式会社アイロベックス 代表取締役社長
SEとして26年のキャリアを持つ。SEという職業を誇りに思い、心から愛している。
今の願いは、「リスペクトカンパニー」  一流のプロフェッショナルにみんなを育てること。
社長のブログ掲載中 http://blog.livedoor.jp/ilovex_sugiyama/

お問合せ電話番号:03-6892-2526(平日10:00-19:00)小冊子 [ トホホのシステム開発 ]ご予約受付中!
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