システムは現場で動いている
2009年6月 5日 カテゴリー:現場を抑えたSEがすべてを制する 執筆者:ルウシイ杉山
あなたは本当にシステムの運用状況を知っているでしょうか?
若手SEと話していて、システムは知っているが業務運用を知らないという人がいて、びっくりすることがあります。
あなたは、自分が設計したシステムの運用担当者が休んだとき、代わりに業務運用ができますか?
例えば、出荷指示入力というプログラムを作ったとしましょう。
何時にあなたは、どこで待機していますか?
誰の指示で、もしくは、どんな調査、連絡を受けて、あなたは出荷指示入力を行うのでしょうか?
あなたの周りにいる人は誰ですか?
大きなこと、そして抽象的な答えはスラスラと答えられても細かなこと、
「だいたい何時にその作業を行いますか?」
「それを頼んでくるのはどこの部署の誰ですか?」
「電話で指示を受けるのか?口頭なのか?」
「印刷用紙はどこにおいてありますか?」
「PCが置かれている机のサイズはどんなですか?」
などの細かなことになると、「わかりません」「知りません」と矢継ぎ早に答える人がいます。
それは、現場を見せてもらっていないからなのです。
運用の現場
「システムは現場で動いている。」
操作性が悪い、レスポンスが悪いといったことは、運用し始めてから一番クレームとなる原因です。
しかし、それは、実際に現場を見てどんな画面設計が必要なんだ、どんな操作性が必要なんだ、とイメージしていないからなのではないでしょうか?
今からでも遅くないのです。
ぜひ、現場を見せてもらいましょう。
執筆者: 杉山 淳子
株式会社アイロベックス 代表取締役社長
SEとして26年のキャリアを持つ。SEという職業を誇りに思い、心から愛している。
今の願いは、「リスペクトカンパニー」 一流のプロフェッショナルにみんなを育てること。
社長のブログ掲載中 http://blog.livedoor.jp/ilovex_sugiyama/