システム開発を成功させるためには その4
2009年6月26日 カテゴリー:かしこい客になる方法 執筆者:ルウシイ杉山
餅は餅屋に任せる。
しかし、餅屋を選ぶ責任はユーザーにあるのである。
「何を言っているんだ」
とお思いでしょうか。
このメルマガでは、かなり突っ込んだこともお話していこうと思っているので、
あまり触れたくないところでも入っていかざるをえません。
システム開発をどこかの会社に頼むといったときに、一番良いことは、
その会社のSEを信じて、短期的、長期的な視点からの
アドバイスを受けるということでしょう。
ところが、相手がアドバイスしてくれないとか、
どうもそんなに経験がなさそうだといった場合には、
その親方なり上司に相談できるようなところが望ましいでしょう。
システム開発でも何でもそうだと思いますが、
お客様とSEの間に信頼関係が無いということが、
徹底的に大きな溝を作ってしまうように思います。
初めてのシステム開発でSEへの信頼を持て、と言っても、
おそらく無理でしょう。
だからこそ、前の記事(システム開発を成功させるには その2)で、
初めての場合は小さく始めるということをお勧めしたのです。
そこで、大事なことなのですが、
「信頼を持てそうもない」ということであれば、素直に申し出て、
早めに担当者を変えてもらったほうが良いでしょう。
とにかく、医者でも、建築家でも、SEでも、
お客様と担当の間の相性が一番大切なんだと思うのです。
執筆者: 杉山 淳子
株式会社アイロベックス 代表取締役社長
SEとして26年のキャリアを持つ。SEという職業を誇りに思い、心から愛している。
今の願いは、「リスペクトカンパニー」 一流のプロフェッショナルにみんなを育てること。
社長のブログ掲載中 http://blog.livedoor.jp/ilovex_sugiyama/